犬の呼吸の異常、咳の症状

カテゴリー:犬の呼吸の異常、咳
更新日 2020年02月28日

犬の呼吸の異常、咳の症状

犬の呼吸に異常があるのには様々な病気が原因となっている場合があります。
代表として例をあげると、フィラリア症というものがあります。これはフィラリアの幼虫を宿した蚊が犬の血を吸うことで、幼虫が犬の体内に入り込み数か月かけて繁殖し、心臓に住みつきます。最初は無症状の事が多いのですが、進行すると呼吸が荒くなり、咳が出て腹水でお腹が膨らんできたり、時には失神する事もあります。循環不全に陥る事もあります。その際には血尿や呼吸困難の症状が出ます。急性の場合、死に至るおそれがあるので、速やかにフィラリアを外科的に摘出する必要があります。早期の場合は注射や薬の内科的治療で対処出来ます。
次に代表的なものに、肺炎があります。これはウイルスや細菌、寄生虫などの微生物や異物が肺の中に侵入して、炎症を起こします。苦しそうに咳をして、時に吐き気を誘発します。熱が連鎖的に出るため、元気がなくなり、食欲不振に陥ります。乾燥が大敵なので、水蒸気に混ぜた薬を吸わせて対処したり酸素吸入などの内科的治療を行います。
いずれも、少しでも呼吸に異常が見られると早めに医療機関で受診する事が早期発見・治療につながり、犬の負担も断然軽くなります。

犬の呼吸の異常、咳の原因

うさぎが呼吸に異常をきたすと開口呼吸になりがちです。この場合は重度の上部または下部の気道疾患が疑われるのですぐさま動物病院で診てもらう必要があります。気道疾患では鼻炎や細菌性副鼻腔炎や歯根膿瘍が主な原因となり、鼻水やくしゃみや膿の排出などが頻繁に起こります。治療法としては抗生物質の投与や原因となる膿瘍を取り除く外科的手術が一般的といえます。
気道疾患以外にも肺血管の拡張に伴う中枢神経疾患やうっ血性心不全なども挙げられます。中枢神経疾患や心不全の場合はすぐに治療を開始しないと危険な状態なので早急に動物病院へ行くのが先決です。
ほかにもうさぎの体質が原因で呼吸に異常をきたす可能性があります。たとえば肥満や貧血や遺伝的な筋骨格疾患や心臓疾患などが代表例です。肥満に関してはある程度の食生活の改善や運動量を増やすなどの対策を一定期間設けることによってある程度は緩和される可能性がありますがほかの病気に関しては同じく早急な専門的治療を要します。
感染症による呼吸困難の代表例としては肺炎や肝炎が有名で、特に多くのうさぎにはパスツレラ菌と呼ばれる菌を潜在的に保有している傾向があるので飼育環境や湿度や栄養バランスによっては感染してしまう故に注意が必要です。

犬の呼吸の異常、咳の予防/治療法

よく舌を出して、荒い呼吸をしている犬を見かけます。お散歩の後や夏など気温の高い時期には、呼吸が荒くなる事があります。こういった場合は、体温調節のために自然とやっている事なので、心配はありません。涼しい場所へ移動させて水分補給をすれば、自然と呼吸も元に戻ってきます。
犬の呼吸に異常がある時は、痰が詰まった様な音が聞こえた時、興奮していないのに浅くて早い呼吸をしている時です。呼吸に異常がある場合に考えられる病気は、実は驚くほど多くあります。心臓病、気管支炎、肺炎など挙げていけばきりが無い程に多くの病気があります。呼吸の異常が暫く続く様であれば、病院で診察して原因を究明する必要があります。
また、呼吸がゆっくりで苦しそうな場合は、怪我が原因で胸腔に異常が出ている可能性があります。ぐったりとしていて、苦しそうな場合には、早急に病院へ診てもらってください。
病気の特定を呼吸の異常音からだけで判断するのは、獣医さんであっても難しい事で、素人が誤った判断をするより、常日頃から愛犬の呼吸に注意を払って直ぐに異常に気付ける様にし、少しでも異変を感じたら病院へ連れていってあげる事が最善の治療法です。

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