猫の頭を強く振る症状
カテゴリー:猫の頭を強く振る症状
更新日 2020年02月28日
猫の頭を強く振る症状
もし、耳が気になっている様子なら耳ダニや外耳炎に悩まされているのかもしれません。また、目の色が何となく変わっているなら、白内障や緑内障になっている可能性もあります。あるいは、耳をケガしていたり、耳の中に何か異物がある場合なども、頭を強く振るという行為を繰り返すことがあります。猫が何度も頭を強く振っているなら、やはり動物病院に連れていった方がいいかもしれません。まれに、耳の中に昆虫が入り込んで不快になっている場合もあります。
あるいは、首を傾けたりしているなら、脳の病気にかかっていることも考えられます。また、前庭性失調症症候群などの病気もありますから、注意をすることが大切です。この病気は、前庭と呼ばれる耳の中にある器官に異常が出ることによって発症します。そうすると、同じ場所を何度もまわっていたり、頭を振ったりする行為をするようになります。
耳ダニなどに感染しないようにするためには、動物病院できちんと耳の中を検査してもらうようにしましょう。もし、ずっと頭を強く振っているなら、脳に腫瘍ができているなどの重大な病気の可能性もあります。くれぐれも軽視しないようにしてください。
猫の頭を強く振る原因
猫が頭を強く振るという行為をしきりに繰り返すようになったら、耳に何かの異常があるのかもしれません。耳の中に虫が入ったとか、細菌やダニの寄生による感染症などで不快感やかゆみを感じたときに、猫は人間のように手で何とかするわけにはいかないので、頭を強く振ることで対処しようとするのです。寄生虫の感染は、まず外耳炎を引き起こし、それが中耳炎につながることがよくあります。外耳炎などになると、かゆみが強いため耳を柱にこすりつけるといった行動も示すようになるので、そこがはれたり膿んだりもします。また頭を振っているうちに耳を傷つけてしまい、内出血して耳血腫の原因になることもあります。そしてそれを放っておくと、感染がさらに体の内部まで進み、脳に影響が出ることもあるのです。甘く見ずに、病院へ連れて行ってダニなどを速やかに駆除してやりましょう。
他にも、脳に何か異常がある場合もあります。例えば耳の中の平衡感覚を司る器官である前庭(ぜんてい)という部分がおかしくなっても、頭を振るようになることがあります。この前庭や脳炎、脳腫瘍など脳の病気が理由のときは、同時に目や体がふらふらする、ぐるぐる同じところを回るといった症状や行動も伴うようになります。
猫の頭を強く振る症状における予防/治療法
頭を強く振る行為自体、猫ならばほとんどしないことです。病気になっている可能性もあるので一度獣医に見せて確認してもらうとよいです。頭を強く振っているということは脳に何らかの異常がでていることもありますが、たいていの場合は耳の病気になっていることが多いです。耳の中に細菌やダニなどが入ることによって、中で炎症が起きていることがあります。
猫の耳を掃除することである程度は解消できますが、あくまでも肉眼で見える範囲で綺麗にしてあげるとよいです。ただし、やりすぎてはいけません。耳を傷つけてしまうことになるので、獣医と相談するなどして適度にしてあげることが大切です。自分でやるのに自信がなければ無理せず獣医にやってもらうことです。定期的に診察を受けるようにすれば、頭を強く振る行為をしなくなります。
頭を強く振るということは、炎症だけではなく耳に異物が入ってしまったことが原因ということもあります。無理にとろうとすると、耳を傷めることになるかもしれませんので獣医に任せてしまったほうがいいです。
耳の病気または脳の病気の可能性もあるので、猫だから大丈夫と考えずに早めに動物病院に行くようにするとよいです。早めに治療を受ければ症状が悪化することはありません。