猫の出血の症状

カテゴリー:猫の出血
更新日 2020年02月28日

猫の出血の症状

猫が出血すると一言で言っても、出血箇所や仕方で原因は無限です。自宅から一歩外に出ると、どこでどんな怪我を負うか心配です。家の中でも好奇心旺盛で、想像もしていないところに探検し潜り込んでいきます。そんなときに怪我しないよう尖っているものなど危険な物や場所を作らない、近よらせないようにします。特に短毛の猫などは地肌が近いため、ケンカや転倒・落下などが原因で傷を受けやすく、出血することがあります。肉球もとても柔らかく薄い皮膚でできているので出血しやすい場所です。出血している場合には患部を気にする仕草や、患部を触ろうとすると痛がるなどの症状が見られます。どの部分から血が出ているのかをよく見極めたうえで対策を取りましょう。よく外に出ている猫で、外出後に耳や鼻から出血しているなら、交通事故に遭って頭を強く打っている可能性もあり、ガーゼなどを巻くようにして血止し、すぐに獣医師の元に連れていきましょう。あるいは、ケンカによる怪我で血が出ていることもあります。ネコが外から帰ってきた時に、出血していた場合は、どのような傷でどのくらい出血したのかよく観察します。ぐったりしていたり、呼吸が弱い、歯ぐきが青紫色になっている、口で呼吸をしているなどの症状がある時は、危険な状態なのですぐに病院へ連れて行きます。また便や尿に血が混じる時は、胃腸炎やトキソプラズマ症、鼻や口から出血する場合は口内炎や副鼻腔炎などの病気の疑いがあります。猫が大量に血を流す場合は、止血処理をしてあげないと危険な状態に陥ることもあるので、ガーゼなどを当てても出血が止まらない時は速やかに病院に連れて行きましょう。                                                         

猫の出血の原因

具体的に考えられる主な原因は・ケンカ・交通事故・鋭利な物によるケガ・中毒・猫伝染性腸炎・胃腸炎・内部寄生虫・膀胱炎・がん(胃がん、腸管に起こるリンパ腫、他の消化器系のがんや鼻や体表にできるがんなど)など様々あります。

猫の出血の予防/治療法

ワクチン接種をしていない状態でパルボウイルスによる猫の伝染性腸炎に感染すると、ほとんどの場合死亡してしまいますので、ワクチン接種は定期的に行うようにしましょう。またケンカなど傷口が浅い時は、ぬるま湯で洗うかガーゼで優しくぬぐいます。その後、包帯やタオルを巻いて止血します。傷口が深い時は、傷口よりも心臓に近いところを紐などで止血します。その際、血流を止めないよう数分おきに外して様子をみながら、病院で治療を受けてください。原因により止血方法、治療も違いますので、出血がなかなか止まらない、繰り返す、量が多い時は様子を見すぎず、早めに動物病院を受診するようにしましょう。

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