屋内犬が快適に過ごすせる理想の飼育スペースを作ろう!

更新日 : 2020年04月01日

出典:PIXTA

最近では多くの犬が家の中で飼い主さんと一緒に暮らしています。みなさんいろんな工夫をされていると思いますが、犬ができるだけストレスなく暮らすためにはどんな点に注意すべきなのでしょうか?

今回は、屋内犬の飼育スペースについて獣医師に解説していただきました。

清潔を保つのは基本中の基本!

人間同様、犬にとっても清潔な場所は快適です。下記などについて気をつけてみましょう。

・排泄物はできるだけすぐに片付ける
・食器はこまめに洗って清潔にする
(お水はこぼれないようにし、こぼれても足が濡れないようにしておく)
・食べこぼしをすぐに片付ける
・敷物やおふとん、おもちゃ、なども定期的に洗う

これらの習慣をつけると良いでしょう。

自由にさせ過ぎないのも大切!

・「守られている場所」をつくってあげる
家の中で自由にさせても、いたずらや粗相もなく、過剰な警戒や飼い主さんへの後追いなどの問題行動もなければ、自由にさせてもよいでしょう。(ただし、この場合でも命令でケージで静かに過ごせるようにはしておきます。)しかし、しつけの完了していない子犬や、問題行動のある犬、飼い主さんとの信頼関係が確立されていない犬には、家の中で犬が行動できる範囲を飼い主さんが制限する必要があります。

そういう場合は外から見えない、静かな場所に、ケージやサークルで居場所を作ってあげましょう。「守られている、安全だ」という場所があれば犬は安心してそこで過ごすことができます。

・広すぎるスペースは逆効果
飼育スペースが広いほど犬も幸せだろう、というのは人間の考え方に過ぎません。犬にとって広すぎるスペースは、警戒心や不安を抱かせることになります。

長時間留守番することがある犬や、リビングで自由にさせてあげるのは飼い主さんが見ているときだけだ、という場合には、無理なく犬が回転できる大きさのサークルの中に、自由に出入りできるケージと、数回排泄できる大きさのトイレ、お水を設置します。

・夜は暗く静かにしてあげる
人間と家の中で暮らしている犬は人間と同じような生活リズムを持ちます。飼い主さんが夜更かしをすることが多い場合には、犬が安心できるように、ケージにカバーをかけて暗くしてあげるなど、夜は暗く静かな場所で十分に休めるようにしてあげましょう。

退屈しのぎのおやつ&おもちゃを活用する

・「おもちゃ」は退屈しのぎ、歯周病予防に!
留守番させるときや、長時間相手をしてあげられないときには、退屈しのぎに噛むおやつを与える方法もあります。噛むことで退屈しのぎとストレス発散、また与えるものによっては歯周病の予防にもなります。

ただし、おもちゃは一度に出しておいてあげる数は1、2個で十分です。おもちゃをいつもたくさん出しておいてあげても、犬にとってはおもちゃに新鮮味がなくなって興味を失うだけです。所有欲の強い犬にとっては、守るべきものが多くてストレスがかかることもあります。

使わないおもちゃは、飼い主さんが管理して、適当な時間をおいてローテーションしてあげると良いでしょう。

誘惑、いたずらの原因をなくしてあげる

テーブルに食べ物を置きっぱなしにしない、ゴミ箱漁りができないようにゴミ箱の置き場所を工夫する、など、飼い主さんが犬にやられたら困ることは最初からされないような環境を整えます。

前述の「自由にさせ過ぎない」とも関連しますが、犬の生活スペースを区切ることも、その方法の一つです。食べ物があっても勝手に食べないように、ゴミ箱を漁らないようにしつけることもできますが、最初からそれができない環境を整える方が、人間にも犬にもストレスがありませんね。

獣医師からのアドバイス

人と犬が長く気持ちよく一緒に暮らすためにも、住居スペースを整えてあげることは飼い主さんのつとめです。簡単にできることばかりですので、ぜひ実践してみてください。

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