ペットを飼おうと思い立ったら、どうやって選べばいいの?
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今回は、そんなときどう考えればペットのベストパートナーが見つかるのか、獣医の先生に聞いた話をお伝えします。
ペットを選ぶための条件
1. 飼う目的まず、ペットを飼う目的をはっきりさせましょう。疲れて家に帰ったときにほっとさせてくれる存在が欲しいのか、一緒に運動できるパートナーが欲しいのか…。ペットから癒しを得たい、という目的にしても、見ていて癒される動物、触って癒される動物、自分が必要とされることで癒される動物、様々な癒され方があります。
お子さんが自分で飼いたいという場合にも、なぜ飼いたいのか、飼ってどういう生活をしたいのか本人にしっかり考えさせましょう。
2. ライフスタイル
次に自分のライフスタイルを考えます。
・どのくらいペットに自分の時間を割けるのか、それは昼なのか、夜なのか(例えば犬は散歩が必須です)
・今後引っ越す可能性はあるのか(ペットを飼えない賃貸住宅もあります)
・いつまで今と変わらない生活ができるか(平均寿命は動物によりさまざまです)
…など。自分の仕事や生活環境などをもとに、あなたが今後、ペットに与えられる環境を考えてみましょう。
3. 経済力
どんな動物を飼うにしてもお金がかかります。一般的に小さい動物よりも大きい動物の方が動物病院でかかる費用は高くなりますし、トイレの設備やごはんの量など、一緒に暮らすのに必要なお金も多くなります。それが、ペットの生涯続きます。あなたがペットにかけられる経済状態を予測してみましょう。
あなたにぴったりなパートナー選びを!
どうでしょうか?1. 飼う目的
2. ライフスタイル
3. 経済力
以上の3点を考えると、だいたい動物種や品種が絞られてくるのではないでしょうか? 一緒に走れる犬が欲しい。家に一人でいる時間が多いから一緒に静かに過ごせる猫が欲しい。疲れて帰ってきたときにきれいな水槽の熱帯魚を見て癒されたい…など、イメージがわいてくるでしょう。
また、この時点であれば方向転換もしやすいでしょう。犬は世話をしきれる自信がない、でも一緒に遊べる動物がいいからフェレットにしてみよう、大型犬に憧れるけど、経済的な負担は少なくしたいからエネルギッシュなテリアにしてみようか…など、新たな方向も見えてくると思います。
ある程度どんなペットにするか候補が絞られたら、本やインターネットでその動物、その品種についてたくさんの知識を得て下さい。この段階では「このペットと自分が一緒に暮らすことになったら」とリアリティをもって考えることができるでしょう。
入手先…里親会のすすめ
どの動物を迎え入れるか決まったら、そのペットの入手先を考えましょう。幼いペットをお金を出して購入することだけが、大切なペットの入手方法ではありません。現在では観賞魚や爬虫類、フェレットやハムスター、犬や猫まで様々な動物の里親の募集があります。生まれたのに、引き取り手のない命です。
幼い動物のかわいさには何者にも優りますが、飼い主のライフスタイルによっては、これ以上成長することはなく、しかも性格も分かっている大人の動物を飼う方が向いている場合もあります。
また、見た目のかわいさやきれいさとその気質は、必ずしも一致しません。どの生き物も大切な命です。 どんなペットを迎えるにしても、事前にその動物についてよく調べ、自分が一緒に暮らすのに向いている動物かどうか、よく考えて下さい。