飼い主が病気になったときのペットとの接し方

更新日 : 2020年06月05日

出典:PIXTA

 

ペットは飼い主さんがお世話してあげないと生きていけません。手が掛かるというところも可愛いポイントの一つですよね。

 

しかし、いつ何が起きるかはわからないもの。飼い主さん自身が体調を崩してしまった時に誰にペットをお願いするか日頃から決めておくことも大切です。

 

目次

 

 

飼い主が病気になった場合、過度なスキンシップは控えるべき?

適度なスキンシップはペットだけでなく飼い主さんの心の安定にとても良いものです。

 

しかし、飼い主さんが病気によって免疫力、抵抗力などが低下している場合、ペットからの日和見感染(健康な状態では感染症を起こさない病原体が原因で、発症する感染)やアレルギーなど飼い主さんに危険がおよぶ場合もあります。

 

飼い主さんの体力が著しく低下している場合や、免疫力が下がるような病気、免疫を調整する薬を飲む場合などには、飼い主さんの主治医に「家で飼っているペットと触れ合っても良いか」と必ず事前に確認を取ることをおすすめします。

 

主治医の先生から許可が出た際も、ペットと触れ合った際は必ず手指をせっけんで洗うなどの基本的な衛生ケアは行います。

 

 

人から犬猫へ感染する病気もある?

病気の中にはペットから人、人からペットへ感染するものもあります。

 

例えば犬猫の脱毛を引き起こす皮膚糸状菌症は高齢者の方や幼児など免疫力が成人よりも低くなっている人に感染することがあります。

 

また、稀ではありますが人の皮膚糸状菌症(水虫・たむし)が、人から動物に感染してしまうこともあります。

 

なお、新型コロナウイルスに感染した方のペットを預ける、預かる際のケアについては東京都獣医師会の資料に詳しく記載されています。

 

 

東京都獣医師会「新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預かるために知っておきたいこと(Ver.2)」

 

界面活性剤でコロナウイルスは不活化されるので、預ける前にマスク・グローブ・エプロン・メガネをした上でペットをシャンプーすることをおすすめしています。

 

情報は更新される可能性があるので、定期的に確認するようにしてください。

 

 

散歩に行けないことや遊んでもらえないことがストレスになることも

わんちゃんの場合でも猫ちゃんの場合でも、大好きな飼い主さんが入院などでおうちにいないというのはそれだけでストレスになります。

 

代わりにお世話する人はお散歩の時間やフードの種類などを変えず、できるだけ今までの生活を続けることがストレスの軽減につながります。

 

 

入院などの場合親族や知人に一時的に世話を頼むなどの検討が必要

飼い主さんが病気になってしまい入院などで家を離れる際のペットのケアについても日頃から決めておくことが必要です。

 

同居している家族がいればそのまま自宅でわんちゃんや猫ちゃんのお世話を頼むことができるので一番良いですが、お一人の場合は下記のいずれかを検討する必要があります。

 

①誰かに家に来てもらい世話を頼む:

短期の入院の時や、近くに家に来てもらってお世話を頼むことのできる親族や知人がいる場合は鍵を預けてお世話を頼むのもよいでしょう。

 

有料のペットシッターサービスもあります。メリットとしてはペットにとっていつも生活している環境なので環境変化のストレスがないこと、何かあった際にかかりつけの病院に行けることが挙げられます。

 

デメリットとしてはお世話する人の通う時間などの手間がかかることです。

 

②しばらくどこかに預ける:

自宅での世話を誰かにお願いするのが難しい場合、預かりも行ってくれる動物病院やペットホテルの利用、可能であれば知人や親族のおうちで預かってもらうことを検討する必要があります。

 

わんちゃんや猫ちゃんに持病があり投薬などの処置が必要な場合は動物病院に入院という形で預かってもらうのがよいでしょう。

 

これらのメリットとしては人にかまってもらえる時間が長くなり様子をチェックしてもらえる時間が長くなることです。

 

デメリットとして、生活環境が変わりストレスを感じてしまうことが挙げられます。

 

また遠方の知人宅で預かってもらう等の場合は、体調が悪くなった時にかかりつけの動物病院を受診しにくくなります。

 

 

長期の入院や退院見込みが分からない場合

考えたくはないですが、どうしてもご自身の体調のことで飼っているわんちゃん、猫ちゃんを手放さなければならないということも起こりえます。

 

そういった場合にどのような対応方法があるのかもご紹介します。

 

①譲渡する:

退院時期が未定になる時や、退院後もペットのお世話ができないような状況になることが予想できる時は譲渡することもあります。

 

知人や親戚に相談の上預かってもらうか、里親募集サイトなどで新しい飼い主さんを募集します。

 

ペットに持病があったり、高齢であったりする場合は譲渡先が見つけにくくなることが多いです。

 

②老犬ホームに預ける:

家で飼うことはできないが、誰かに譲渡することも考えておらず、金銭的にも都合がつく場合は老犬ホームをおすすめします。

 

老犬のみお預かりというところが多いですが、中には種々の理由で家では飼えなくなった若いわんちゃんでも預かってくれる施設もあります。

 

面会も可能なので、会いに行ける体力や時間の都合がつく時には会うことができます。

 

 

まとめ

飼い主さんが病気になったとき、自分のこと以上にペットに与える影響が心配になる方も多いと思います。

 

まずはご自身のかかりつけの医師にペットとの接し方を相談されることをおすすめします。

 

また、入院等で誰に預かってもらうかは、お金も手間もかかってくるものなのでいざ病気になった時に急に決めることはなかなか難しいです。

 

体力や時間に余裕があるうちから知人や親戚、ペットシッターや老犬ホーム施設などと相談しておくと、いざという時もペットを安心して預けることができます。

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