愛猫のサインを見逃さないで! 痒みをともなう【アレルギー性皮膚炎】について

更新日 : 2020年04月01日

出典:PIXTA

猫の「アレルギー性皮膚炎」は痒みをともない、掻きむしると治りも悪くなるため、とてもやっかいな病気です。そんなアレルギー性皮膚炎の原因や症状、治療法について、獣医師に解説してもらいましょう。

主な原因は、生活環境に大きく影響

アレルギー性皮膚炎の原因は、主に以下の5つに分けることができます。

【寄生虫】ノミ、ダニ
【接触性】植物、金属、じゅうたんなどの繊維、プラスチック、ワックスなど
【食事性】牛肉、豚肉、鶏肉など
【吸入性】花粉、ハウスダスト、カビなど
【ストレス性】引越し、新しく家族が増えたなど

こんな症状に要注意!

痒みをともなうため、執拗になめたり、噛んだり、搔きむしることがあります。すると患部の毛が薄くなったり、毛がなくなるなどの症状が起きるほか、さらに皮膚を傷つけると赤くなったり、出血や二次的に細菌や真菌の感染を起こすことがあります。

特に猫の舌は犬のそれと違いザラザラしているため、毛や皮膚を傷つけやすい傾向にあります。

検査方法と治療について

血液検査や腸管の組織を一部取るバイオプシーによって、アレルギーによる皮膚炎かどうかを診断します。採血してアレルゲンを特定する検査もありますが、原因を確定できないこともあります。

治療は、アレルギーの原因となるアレルゲンを除去しながら、内科的に痒みをコントロールするのが一般的です。
【寄生虫】駆虫薬を使う
【接触性】食器をプラスチック性のものからステンレスや陶器製のものに変更するなど、原因となりうるものを取り除く
【食事性】アレルゲンは猫ちゃんによって異なってくるので、アレルゲンの含まれていないフードを選ぶには担当の獣医師の診察を継続して受ける必要があり時間もかかってきます。
【吸入性】部屋の掃除、空気清浄機の使用
【ストレス性】落ち着ける環境づくり、遊ぶ時間をつくるなど

内科治療としては、ステロイドや抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤、抗生物質などを症状に合わせて使用します。ステロイドは長期使用するとホルモン系に影響するため、獣医師の指示に従って投薬しましょう。

獣医師からのアドバイス

猫ちゃんの身体に傷ができるくらい搔いてしまう場合は、エリザベスカラーの装着をすることもあります。
普段の生活環境の見直しが治療のポイントになることもあるので、まずはそこから考えてみるのもいいかもしれません。

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