犬のカットやシャンプーの失敗しない方法は?頻度や注意点
出典:PIXTA
まだまだ暑い日が続きますね。
高温多湿の季節は皮膚炎などの病気が増える時期ですが、おうちでのカットやシャンプーで皮膚を清潔に保つことでリスクを減らすことができます。
今回は、おうちでできるケア方法についてご紹介します。
目次
犬のカット、シャンプーの必要性って?
品種や季節によっても必要なカットやシャンプーのタイミングなどは異なりますが、基本的にはどの犬種でもこまめなブラッシングや定期的なシャンプーをおすすめします。
健康面
柴犬などの日本在来犬では換毛で毛が抜け変わりますが、プードルやシーズーなどは毛が抜けずにある程度の長さまで伸び続けます。
そのため、毛が長くなりすぎると絡まってしまうことがあり、その部分の皮膚はじめじめとして細菌が繁殖しやすくなります。
見た目やおしゃれの面
換毛が起こる犬種でも起こりにくい犬種でも、カットやシャンプーを行うことですっきりとした見た目になります。
プードルなどの定期的なトリミングが必要な犬種では、様々な美容カットが考案されておりおしゃれを楽しむこともできます。
カット、シャンプーはセルフ?トリミングサロンに依頼?
見た目にそれほどこだわりがなく、ワンちゃん自身が協力的な性格の子であればお家で実施するのもよいでしょう。
トリマーの方が使用するハサミなどは家庭では難しいので、バリカンで短く刈り上げることをおすすめします。
家だと暴れて上手くできなかったり、毛を刈るのが怖い際は無理せずトリミングサロンに依頼しましょう。
犬のカットやシャンプーの頻度は?
カットやシャンプーの頻度は品種やその犬自身の皮膚の状態、シャンプー剤により異なります。
空調を適宜調整し普段は屋内で生活していて、特に皮膚の異常がない場合は月に1回のシャンプーをおすすめしています。
皮膚疾患がある際は状態によって2週間に1度から週に1度のシャンプーをおすすめすることもあります。
カットは、プードルなど毛が長くなる犬種では月に1度から2ヶ月に1度のトリミングを推奨していますが、柴犬などもともと毛が短く換毛しやすい犬種ではシャンプー時に抜け毛をきれいにするというやり方で十分なこともあります。
カットやシャンプーをセルフで行う場合の注意点
セルフカットの注意点
おうちでカットする際は、バリカンを使用することをおすすめします。そして、犬が暴れて皮膚を傷つけたりしないように注意します。
おうちでカットやシャンプーをする際は足の裏も忘れずチェックしましょう。
日本在来犬種ではあまり見られませんが、プードルやダックスなどは足の裏の毛も伸びやすく、肉球にまで毛がかかることがあります。
肉球は歩く際の滑り止めの役割も果たしているため、毛がかかっているとストッパーとしての役割が機能せずに滑ってしまうことがあります。
もしも長い毛がある場合はバリカンで肉球にかかった毛を短く刈ります。
また、毛は紫外線から皮膚を守る働きもあります。
丸刈りにして地肌が見えるくらい刈った状態で日差しの中を歩くと皮膚にダメージを与えてしまうので、ある程度長さを残した方がよいでしょう。
もし丸刈りにカットした場合は、お散歩時にメッシュ素材など通気性の高い夏用のウェアを着せてあげてください。
セルフシャンプーの注意点
お湯の温度は35~37度くらいの、人肌程度にしてあげるとよいでしょう。
シャンプーが終わった後は、毛の根元をかき分けながらドライヤーを当てます。一箇所に当て続けると火傷してしまうので、動かしつつよく乾かしましょう。
合わせてブラッシングも行うことで抜けた毛を取り除くことができます。
乾燥はかなり重要で、じめじめしたまま放置すると細菌が繁殖しかえって皮膚を痛めてしまうことがあります。根元が完全に乾くまでドライヤーをあてます。
カットやシャンプーを嫌がる場合はどうする?
カットやシャンプーを嫌がる際は、無理せずにトリミングサロンなどに依頼しましょう。
皮膚疾患がある子の場合は動物病院で治療目的としてのシャンプー(薬浴)をすることになります。
まとめ
犬種やその子の皮膚の状態によってカットやシャンプーの頻度は大きく変わります。
シャンプー剤も様々なものが販売されており、用途によって選ぶことができます。
一番最初はどのようなシャンプー剤を使うのか選ぶことも難しいかもしれません。
かかりつけの動物病院でおすすめのシャンプー剤や、飼っているワンちゃんに最適なカットなど相談してみるのもいいでしょう。