ネコちゃんだけのお留守番!準備したい6つのこと!

更新日 : 2020年04月01日

出典:PIXTA

ネコちゃんはワンちゃんに比べ、比較的孤独に強いというイメージがありますね。

しかし、いつも飼い主さんにご飯をもらい、遊んでもらい、一緒にすごしてきた時間の長いネコちゃんにとって、飼い主さんの留守が苦痛になることもあります。また、我慢できる程度にも差があります。中には、分離不安といって、飼い主さんと離れることにより体調を崩してしまうくらい病的になき止まなかったり、破壊的な行動するネコちゃんもいます。

一匹でのお留守番はその子の性格やお留守番の際の癖などで個体差はありますが2日くらいまでがベストです。3日以上になるようなら、ペットシッターさんやペットホテルなどご自宅以外の方法をお考えいただくほうがよいでしょう。

今回はネコちゃんにお留守番をしてもらう際の注意点を獣医師に解説していただきました。

【食事編】ご飯は小分けに食べられる工夫&水は多めに!

1. ご飯
一度に食べてしまうネコちゃんの場合は注意が必要です。色々な場所においてみたり、自動で出てくる給餌器などを利用してもよいでしょう。腐らないよう、ドライフードがおすすめです。

夏場はフードの油分が酸化してしまい、食べた猫ちゃんが消化器症状を引き起こしてしまうなどのトラブルもあるため、餌を置く場所の温度なども上がりすぎないよう気をつける必要があります。

2. 水
十分に用意することが大切です。大きな入れ物に入れるという方法は、万が一こぼすと全てなくなってしまいますので、何箇所かに用意してあげるといいでしょう。給水器を使うこともお勧めですが、なれないと使えないこともありますので、はじめて使う際は練習しておく必要があります。

【環境編】トイレが汚いと粗相の原因になる&室温は28度に!

3. トイレ
飼い主さんが留守の間はきれいにしてあげることができません。汚いトイレで、用を足すことを嫌がる子が多く、粗相をしてしまう原因になります。慣れた予備のものを1、2個は用意しましょう。

4. 室温
汗腺が少ない猫ちゃんは、汗をかきにくく、そのため暑さ対策には注意が必要です。熱中症にかからないように、日光が強く当たる場所のカーテンをしめたり、移動をできるようにしてあげましょう。あわせてエアコンの温度を28度くらいに設定しておきます。

冬場は毛布などの暖まるものがあればよいでしょう。室内であれば凍えることはないと思います。電気のコードなどで遊んだり、かじると重大な事故になることもあるため、電気を使わない防寒をすることをおすすめします。

【遊び道具編】

5. おもちゃ
気がまぎれるように、何か用意してあげるといいでしょう。壊れて危険なものや、誤食してしまいそうなものは避けましょう。

6. 飼い主さんのにおいのあるもの
安心感が得られることがあります。

また、逃げてしまわないようにしっかりと鍵をかけるようにすることや、危険なものを置かないこと、落としてしまったり、落ちやすいものはないか確認しておくことも大切ですね。

獣医師からのアドバイス

健康状態の問題無い猫ちゃんたちは上記のようなお留守番の仕方で問題無いと言えるでしょう。ただし、真夏の暑い日や真冬の寒い日という条件や、もともと疾患を持っている猫ちゃん、若齢だったり高齢の子の場合、数日間一匹でのお留守番をするのが、危険な可能性もありますので、お家の猫ちゃんが可能かどうかは飼い主様が判断してみて下さい。

その他おすすめのコラム

トムとジェリー?猫とハムスターを一緒に飼うには?

2020年04月01日

猫ちゃんもかわいいけれど、小動物には小動物のかわいさがある!どちらも楽しみたいと思う方もいると思いますが、本当に大丈夫かな・・・という不安は誰しも頭をよぎると思います。本当にそんなことは可能なのでしょうか?憧れの生活に一歩近づくためにもみていきましょう。 続きを読む

ペットのメンタルの問題?犬や猫の問題行動で チェックしたい3つの症状とは

2020年04月01日

犬や猫などのペットにもメンタルが原因となる問題行動があります。問題行動とは飼い主や動物と関わる人たちが問題と感じる行動のことです。動物の習性として正常なことも、正常の範疇ではない異常な行動もあり一概に精神疾患とくくることはできませんが、行動治療が有効なこ... 続きを読む

腎不全と診断された愛犬の食事…どうしたいいのか教えて!

2020年04月01日

犬も腎不全になります。最近では腎障害と呼ばれることもあります。もしあなたの愛犬が腎不全になったら、食事はどんなことに気をつければよいのでしょうか?今日は犬の腎不全の状態や、腎不全になったときの食物の選び方などについて、獣医師が解説します。 続きを読む

犬の下痢や軟便、どう対処する?獣医師が徹底解説!

2020年11月26日

わんちゃんの下痢や軟便など、便に関するトラブルは動物病院でも多い病気の一つです。この記事ではわんちゃんの下痢や軟便を起こす病気やその対処法について獣医師が説明します。   目次 犬の下痢や軟便の症状とは 犬の下痢や軟便、考えられる原因は?... 続きを読む