犬の鼻血の症状

カテゴリー:犬の鼻血
更新日 2020年02月28日

犬の鼻血の症状

鼻血は正確には鼻出血という呼び方をするほうが正しく、犬の鼻出血の原因には、顔や頭をぶつけたとき、また鼻の穴の皮膚が傷ついた時のほか、血液の病気や、中毒、感染症や腫瘍など、たくさんあります。肺水腫に陥った時も血液の混じったピンク色の泡状の液体を出すことがあります。

怪我による鼻血の場合は、急に大量に出血することが多く、また腫瘍や血液の病気による出血は、たらたらと少量の出血が継続する場合が多いです。歯槽膿漏などが進行して鼻腔内に感染が到達した時にみられる鼻血では緑や黄色の膿まじりの鼻血を出すこともあります。

犬の鼻血の原因

犬の鼻血の原因は病気のサインであることが多いです。散歩の際に他の犬と遊んでいるうちに興奮しても出血にいたりません。くしゃみと同時に噴き出すような症状が見られたら、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

大きな病気として考えられるのは鼻の腫瘍・感染症などです。他にビタミン不足やストレスも考えられますが、その場合は命に関わるものではないので、しっかりと診断してもらい治療を始めることが必要です。犬は痛い所や気になる所があっても話すことができないので、散歩の後に変わったことがないが念入りに見てあげる習慣があると安心です。それぞれの原因に異なる治療法を取ることになるため、安易に考えることなくしっかりと治療に向き合ってあげましょう。

犬の鼻血は人間の場合の処置方法をとることができません。犬は出血をなめていることもあるので、すぐに気付いてあげられないこともあります。元気な様子が見られても念のためすぐに検査を受けましょう。

犬の鼻血の予防/治療法

犬で鼻血(鼻出血)がみられた場合はまず原因を調べ、その原因疾患に対する治療を行っていきます。歯槽膿漏などの口腔内の問題が原因として考えられる場合は、炎症を起こしている歯を抜歯したり、歯石を除去した上で抗菌薬や消炎鎮痛剤の投与を実施します。腫瘍が疑われる場合は、MRI検査やCT検査が必要になることもあります。腫瘍の診断がついたときは外科手術で取り除いたり、抗がん剤や放射線療法を行います。犬の鼻腔内腫瘍は悪性であることが多く、犬は人と比べてあまり鼻血を出す生き物ではありません。もしわんちゃんが鼻血を出しているのを見つけたら、様子をみずに動物病院に連れていきましょう。

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