ペットのてんかん発作の症状
カテゴリー:ペットのてんかん発作
更新日 2020年02月28日
ペットのてんかん発作の症状
部分的な痙攣や意識がある状態の部分発作、意識消失を伴って全身に痙攣が起こる全般発作があります。痙攣もぴくぴくと小刻みに引き起こされるものだけではなく、身体をのけぞらせる、奇声をあげる、四肢の激しいけいれんなど、バリエーションが多いのも特徴です。
てんかん発作は繰り返し起こるものですが、その頻度は個体により差があり、1日に複数回起こる~数週間に1回など多様です。
ペットのてんかん発作の原因
原因は脳腫瘍や脳炎、先天性の奇形、外傷などの頭蓋内に画像診断上確認できる異常に伴って生じるもの(症候性てんかん)と、確認できないが症状のみあるもの(特発性てんかん)に分類されます。ペットのてんかん発作の予防/治療法
発症は先天的な原因、事故などの後天的な原因の2つがありどちらも予防することは困難ですが、脳神経の異常に起こるので、どのような症状が出るか、どのくらいの頻度で起こるか、という情報を集める事が症状の悪化を防ぎ緩和へ繋げる手掛かりになります。てんかん発作を診断するには、MRIを使った頭蓋内の評価が必要です。原則的には発作の原因に基づいて治療を行います。原因がはっきりしている脳腫瘍等であれば外科的な手術が治療方法として挙げられます。
てんかん発作の治療は、抗てんかん薬を用いて神経細胞の興奮を抑えるという対処療法です。これは体に負荷がかかる発作の頻度を下げることを目標とし、目安の頻度は1カ月に1回以下とします。抗てんかん薬の内服を続けることで症状がコントロールされ、QOLを維持できるケースも多くあります。