犬のトイレの基本知識、どうしつける?そそうをした場合は?
出典:PIXTA
わんちゃんを最初にお迎えした時の大きな関心のひとつが「きちんとトイレで排泄できるようしつけること」ではないでしょうか。わんちゃんは、初めからトイレで排泄ができる動物ではないので、時間をかけてしつけることが必要になってきます。
時間もかかりますし、うまくいかない時はつい叱ってしまいたくなります。わんちゃんと人との間に溝を作らないためにしつけの方法やそそうの理由について紹介させて頂きます。
トイレをきちんとしつけるためにやるべきこと
わんちゃんのトイレは決められた場所にペットシーツを敷いたものが一般的で、その上で排泄することになります。
わんちゃんは初めからペットシーツがトイレだとは認識していません。
「自分の寝床以外ならば排泄してもよい」という認識なのでトイレで排泄をするしつけがとても重要です。
特におうちにお迎えしたタイミングでしっかりとトイレのしつけをしていきます。これは飼い主さんにとっても時間と根気が必要です。
具体的な方法としてはまずサークルなど区切られた場所にペットシーツをビッシリ敷きます。
どこで排泄しても、ペットシーツの上ですることになります。そして排泄した瞬間に少し大袈裟でもいいのでよく褒め、トリーツ(おやつ)を与えます。
わんちゃんは記憶力があまりよくなく、過去の出来事との因果関係を理解することが難しい生き物です。なので褒めるのは排泄した直後というのが大切なポイントです。
ペットシーツの枚数を1枚ずつ減らし、ペットシーツの上で排泄できたらよく褒める、を繰り返します。
これを繰り返すことで「ペットシーツで排泄=褒められる=いいこと」という図式をわんちゃんも理解するようになり、ペットシーツで排泄できるようになります。
また徐々にトリーツなしでよく褒めるという動作だけでも、わんちゃんは満足感を感じるようになります。
食事のあとは排泄しやすいタイミングなので、積極的にトイレに連れて行くとよいでしょう。
そそうをしてしまった時の正しい対応方法
トイレ以外の場所で排泄してしまった時はお掃除も大変ですし、がっかりしてしまいますよね。そのような時でも、わんちゃんを叱らないようにしてあげましょう。
以前はしっかりトイレでできていたのに急にそそうをするようになった場合は後述するように病気の可能性がありますし、おうちにお迎えしたばかりの子犬などはしつけの問題かもしれません。
いずれの場合でも叱られてもわんちゃんは”ペットシーツ=トイレ”という理解ができず、"人が見ていない場所で排泄すればいいんだ!"という風に受け取りトイレの失敗がかえって酷くなることがあります。
食後や運動後など排泄しやすいタイミングで上述のトレーニングを繰り返して褒められるという成功体験を積ませます。
しつけが途中の段階で人が留守にしてしまう時でも、トイレシーツをサークルいっぱいに敷いておくことでシーツの上で排泄する感覚を覚えることができます。
こんな場合に犬はそそうをしやすい
・子犬など若い犬
・家にきてから間もない
・以前からトイレで排泄していない
こうしたわんちゃんはトイレトレーニングがうまくいっていない可能性があります。また、子犬は長い時間我慢できないので、こまめに排泄します。
お迎えしたばかりのときはなるべく飼い主さんがしつけの時間を頻繁にとってトイレを教えてあげる必要があります。
そそうが病気のサインの可能性も
トイレ以外の場所で排泄してしまう時、しつけの問題以外としては病気の可能性もあります。
急にそそうをするようになったり、血尿している、極端に少量あるいは大量のおしっこをするようになったりなどの変化がみられる場合は病気の可能性が高くなります。
頻尿でトイレまで持たなかったり、排尿時に痛みがあったりするためにそそうをしてしまうのです。
トイレ以外の場所で排泄することのある病気として下記のものが挙げられます。
・膀胱炎
・分離不安など治療介入が必要なメンタルの問題
・認知症
・糖尿病などホルモンの病気
・腎臓の病気
これらの疾患はそそうをするという症状だけでは診断できません。
また、治療法も病気によって異なるため、そそうをしてしまうタイミングや場所、そのほか条件などを詳しく伺った上で各種の検査(尿検査・血液検査・画像検査)を行う必要があります。
いくらトレーニングしても覚えない、あるいは以前はできていたのに急にそそうをするようになったなどの際は動物病院を受診することをおすすめします。
まとめ
トイレの問題にはしつけだけでなく病気が隠れていることもあります。
そそうは飼い主さんにとっても片付けなどの手間もかかり、なぜうまくいかないのかとストレスになることもあります。
そうすると人と犬の間に溝ができてしまい、犬を飼っていることが苦痛になってしまうかもしれません。
膀胱炎など病気が隠れているパターンもありますので、うまくいかない時はぜひ動物病院を受診して診察を受けたり、しつけトレーナーに相談し訓練を受けたりするなど専門家を頼ってください。
わんちゃんを最初にお迎えした時の大きな関心のひとつが「きちんとトイレで排泄できるようしつけること」ではないでしょうか。わんちゃんは、初めからトイレで排泄ができる動物ではないので、時間をかけてしつけることが必要になってきます。
時間もかかりますし、うまくいかない時はつい叱ってしまいたくなります。わんちゃんと人との間に溝を作らないためにしつけの方法やそそうの理由について紹介させて頂きます。
<目次>
1. トイレをきちんとしつけるためにやるべきこと
2. そそうをしてしまった時の正しい対応方法
3. こんな場合に犬はそそうをしやすい
4. そそうが病気のサインの可能性も
5. まとめ
トイレをきちんとしつけるためにやるべきこと
わんちゃんのトイレは決められた場所にペットシーツを敷いたものが一般的で、その上で排泄することになります。
わんちゃんは初めからペットシーツがトイレだとは認識していません。「自分の寝床以外ならば排泄してもよい」という認識なのでトイレで排泄をするしつけがとても重要です。特におうちにお迎えしたタイミングでしっかりとトイレのしつけをしていきます。これは飼い主さんにとっても時間と根気が必要です。
具体的な方法としてはまずサークルなど区切られた場所にペットシーツをビッシリ敷きます。どこで排泄しても、ペットシーツの上ですることになります。そして排泄した瞬間に少し大袈裟でもいいのでよく褒め、トリーツ(おやつ)を与えます。
わんちゃんは記憶力があまりよくなく、過去の出来事との因果関係を理解することが難しい生き物です。
なので褒めるのは排泄した直後というのが大切なポイントです。
ペットシーツの枚数を1枚ずつ減らし、ペットシーツの上で排泄できたらよく褒める、を繰り返します。これを繰り返すことで「ペットシーツで排泄=褒められる=いいこと」という図式をわんちゃんも理解するようになり、ペットシーツで排泄できるようになります。また徐々にトリーツなしでよく褒めるという動作だけでも、わんちゃんは満足感を感じるようになります。
食事のあとは排泄しやすいタイミングなので、積極的にトイレに連れて行くとよいでしょう。
そそうをしてしまった時の正しい対応方法
トイレ以外の場所で排泄してしまった時はお掃除も大変ですしがっかりしてしまいますよね。そのような時でも、わんちゃんを叱らないようにしてあげましょう。
以前はしっかりトイレでできていたのに急にそそうをするようになった場合は後述するように病気の可能性がありますし、おうちにお迎えしたばかりの子犬などはしつけの問題かもしれません。
いずれの場合でも叱られてもわんちゃんは”ペットシーツ=トイレ”という理解ができず、"人が見ていない場所で排泄すればいいんだ!"という風に受け取りトイレの失敗がかえって酷くなることがあります。
食後や運動後など排泄しやすいタイミングで上述のトレーニングを繰り返して褒められるという成功体験を積ませます。しつけが途中の段階で人が留守にしてしまう時でも、トイレシーツをサークルいっぱいに敷いておくことでシーツの上で排泄する感覚を覚えることができます。
こんな場合に犬はそそうをしやすい
・子犬など若い犬
・家にきてから間もない
・以前からトイレで排泄していない
こうしたわんちゃんはトイレトレーニングがうまくいっていない可能性があります。また、子犬は長い時間我慢できないので、こまめに排泄します。お迎えしたばかりのときはなるべく飼い主さんがしつけの時間を頻繁にとってトイレを教えてあげる必要があります。
そそうが病気のサインの可能性も
トイレ以外の場所で排泄してしまう時、しつけの問題以外としては病気の可能性もあります。急にそそうをするようになったり、血尿している、極端に少量あるいは大量のおしっこをするようになったりなどの変化がみられる場合は病気の可能性が高くなります。
頻尿でトイレまで持たなかったり、排尿時に痛みがあったりするためにそそうをしてしまうのです。
トイレ以外の場所で排泄することのある病気として下記のものが挙げられます。
・膀胱炎
・分離不安など治療介入が必要なメンタルの問題
・認知症
・糖尿病などホルモンの病気
・腎臓の病気
これらの疾患はそそうをするという症状だけでは診断できません。また治療法も病気によって異なるためそそうをしてしまうタイミングや場所、そのほか条件などを詳しく伺った上で各種の検査(尿検査・血液検査・画像検査)を行う必要があります。
いくらトレーニングしても覚えない、あるいは以前はできていたのに急にそそうをするようになったなどの際は動物病院を受診することをおすすめします。
まとめ
トイレの問題にはしつけだけでなく病気が隠れていることもあります。そそうは飼い主さんにとっても片付けなどの手間もかかり、なぜうまくいかないのかとストレスになることもあります。
そうすると人と犬の間に溝ができてしまい、犬を飼っていることが苦痛になってしまうかもしれません。膀胱炎など病気が隠れているパターンもありますので、うまくいかない時はぜひ動物病院を受診して診察を受けたり、しつけトレーナーに相談し訓練を受けたりするなど専門家を頼ってください。