犬の扁平上皮癌の症状

カテゴリー:犬の扁平上皮癌
更新日 2020年02月28日

犬の扁平上皮癌の症状

扁平上皮癌は発症すると、カリフラワー状のしこりや、赤く硬いしこりができる場合が多いです。
皮膚に脱毛やただれがみられたり、潰瘍が出来る場合があります。口腔内などの粘膜にできた場合は、ただれや潰瘍、出血が起こる場合もあります。鼻腔では、鼻出血、鼻汁、顔面の変形、鼻呼吸の困難といった症状を示します。また、肺に発生すると、乾いた咳が出たり、呼吸困難、喘鳴、喀血といった症状が出ます。

犬の扁平上皮癌の原因

色素が薄い白色系の犬に発生しやすいと言うことから、紫外線の影響が一因と考えられており、そのほかには肺や扁桃に発生する原因として環境因子が考えられています。これは都会で生活をしている犬に多く発症するとされており、実際には慢性的な煙草の煙による影響や、化学薬品やスモッグというような可能性が考えられています。
扁平上皮癌はさまざまな部位に発症しますが、その原因ははっきりとしておらず、予防することが難しいです。そのため、早期発見、早期治療を行うことが非常に大切ですので、日ごろからボディチェックなどを行い、体表上や口腔内などに、しこりがある場所がないか観察するようにしましょう。

犬の扁平上皮癌の予防/治療法

犬の扁平上皮癌を治療する方法は大きく二つあります。
一つ目は化学療法や薬物療法、放射線照射などの内科的療法です。内科的療法は特に、癌が進行している場合や、犬に体力がない場合に選択されます。
二つ目は手術によって切除する外科的療法です。症状があまり進行していない初期の癌の場合、外科的療法が選択に入ってきます。
また外科的療法と内科的療法とを併用する場合もあります。
全ての癌に共通して言えることですが、癌に対する治療で最も重要なことは早期発見、早期治療です。
扁平上皮癌は口腔内や皮膚に潰瘍やただれとして表れるので、日頃からマッサージなどをして体表に異常がないかを観察してあげることが早期発見につながります。

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