犬の鼻炎の症状

カテゴリー:犬の鼻炎
更新日 2020年02月28日

犬の鼻炎の症状

犬の鼻も人間と同じように鼻腔や副鼻腔などから構成されていますので鼻炎を発症することがあります。症状もまた似ており、鼻水がやたらに出たりくしゃみをようするような場合には注意が必要となりますので、加えて犬が鼻を気にするような仕草をしていたら獣医に診察をしてもらうようにしたほうがいいでしょう。
鼻詰まりは犬の場合でも鼻からの呼吸が困難になる場合があるので、できるだけ早めに獣医にかかる必要があります。具体的な治療方法としては、ウイルスや細菌によるものであれば抗菌薬や消炎剤を投与したり、鼻腔内への侵入物があればそれを除去します。

犬の鼻炎の原因

犬の鼻炎の原因はさまざまです。特に多いのは吸った空気中の細菌やウイルス、アレルゲンなどが鼻の粘膜に付着することによる炎症で、いわゆる鼻かぜがその一つです。水のようなサラサラとした鼻水はアレルギー性鼻炎やウイルス感染の初期症状になります。

黄色や緑色のドロッとした鼻水は細菌性化膿性鼻炎、犬ジステンパーの感染によるものや真菌性のもの、歯牙の疾患の可能性があります。犬ジステンパー菌の感染が原因の場合、感染している犬の目やヤニ、鼻水や尿などに接触したり、感染している犬の咳やくしゃみから飛散したウイルスを吸いこむことが感染原因です。ワクチン未接種の赤ちゃん犬やワクチンを適切に接種していない犬では発症の危険性が高まります。

また、片方の鼻だけ鼻水が出るようであれば異物の混入が原因の可能性が高いです。そのほか、冷たい空気や排気ガスによる刺激や薬品による刺激臭、けむりなどを吸いこんだり、鼻内部の腫瘍や鼻の骨折が原因となることもあります。

犬の鼻炎の予防/治療法

犬の鼻炎は人間と同じように、鼻粘膜の炎症によって起こる病気です。
その原因は様々ですが、ウィルスや真菌によるものであったり、鼻ダニや一部の緑虫などの寄生によるもの、先天性のハンディを持ったもの、鼻の中にデキモノができたことによるもの、アレルギー性のものとあります。しかし、犬のアレルギー性鼻炎は少なく、この場合、散歩中に植物の種が鼻の中に入ってしまって炎症を起こしていることが多いです。
症状としては、初期はサラサラした鼻水が多く、放っておくとネバネバした鼻水に変わってきます。さらに放置すると、鼻血が混じったかのようにドロドロした鼻水になります。このようになると、慢性化したり、炎症により周辺の骨が融解されたり、病原体の脳への侵入も考えられるので、速やかに獣医さんへ受信してください。また、鼻を気にするしぐさや、クシャミが出るなどの症状がみられたら注意してください。さらに、片方からだけ鼻水や鼻血がでていたなら、鼻の粘膜にデキモノがあると考えられるので獣医師の診察を受けてください。治療には症状が軽度であれば点鼻薬の抗菌薬や消炎鎮痛剤を用いて局所に投与したり、抗菌薬の全身投与を行います。全身状態が悪ければ精査をかけたうえでその原因にたいする治療を実施します。

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