猫の猫エイズ/免疫不全ウイルス感染症の症状

更新日 2020年02月28日

猫の猫エイズ/免疫不全ウイルス感染症の症状

症状は急性期、無症状キャリア期、エイズ発症期に分けられます。
急性期には風邪の症状や下痢、リンパ節の腫れがみられ、それが1カ月から1年ほど続きます。無症状キャリア期には急性期で見られた症状が治ったような状態が続きます。数年は無症状のまま経過することが多く見られますが、その間もウイルスが体内でリンパ球を破壊し免疫力を低下させていきます。エイズ発症期になると口内炎、口中の潰瘍、体重の減少、下痢、風邪をひきやすい、細菌感染などがみられ、免疫力低下が進むと肺炎や悪性腫瘍などの内臓疾患を引き起こし、致死的になります。

猫の猫エイズ/免疫不全ウイルス感染症の原因

猫免疫不全ウイルスの感染によって起こります。
主に、ケンカの咬傷などによる感染猫の唾液からの感染が原因となりますが、感染した母猫から生まれた子猫はキャリアである可能性が高くなります。

猫の猫エイズ/免疫不全ウイルス感染症の予防/治療法

明確な治療法がないために感染させない事が必須になりますが、接触感染の場合縄張りをもつ雄猫が感染し媒介している場合が多いので、室内で飼う、他の猫と接触させないことが一番の予防策です。垂直感染については親猫から胎内の子猫に感染してしまうわけですからキャリア猫は極力妊娠させないことです。

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